YAMADAがジャスティン・デイビスに出会ったのは、中学生のころだという。どちらかというと引っ込み思案で、自分に自信が持てなかった時期。そんな彼を変えたのは音楽だった。クラシックやジャズを好む父への反面教師か、パンクやミクスチャーロックに傾倒していった。リンプ・ビズキットやリンキン・パークを聴き漁るうち、ポップパンクバンド、グッド・シャーロットの双子に強烈な憧れを抱く。
「真っ黒な服装がめちゃくちゃかっこいいと思って。コンバースを真似して、黒い服を着るようになっていったんだよね。」その双子が身に着けていたのが、ジャスティン デイビスのジュエリーだったのだ。
「海外のブランドなのかな、めちゃくちゃかっこいいじゃん」と思っていた。たまたまその友人がジュエリーの専門誌を持ってきてくれて、そこにジャスティン デイビスが載っていた。
音楽好きな仲間に恵まれた中学時代から、ポップパンクが好きな自分、UKロック一筋のクラスメイト、HIPHOP、チカーノラップ——みんなでCDを貸し合いながら、ほぼあらゆるジャンルを網羅したという。「逆に邦楽をあまり聴かない中学生だった」。本やインタビュー誌を読み漁り、憧れの人物の言葉を追い続けた。父親が本とCDは無限に買ってくれたことも、大きかったそう。「週末に一緒に散歩に行って、CDを何枚か買ってもらうのが楽しみだった」
16歳のとき、YAMADAははじめてジャスティン デイビスを購入する。グッド・シャーロットが着けていたマシンガンのトップ。時間をかけてお金を貯めたYAMADAは、当時10万円の現金を握りしめ、友人を連れて店へ向かった。「震えながら買いました」。そのトップは今もYAMADAの首元に。